「相続財産に清算中の会社の株式があったらどう評価する?」の巻<佐野市で相続税申告相談税理士をお探しの方へ!>

相続財産の清算中の会社の株式の評価

たまたま土地を売った場合の株式の評価「たまたま土地を売った場合の株式の評価はここに注意!」の巻<館林市で相続税申告相談税理士をお探しの方へ!>でもお伝えしましたが、一般的な中小企業の株式は、「類似業種比準価額」と「純資産価額」を織り交ぜて評価します。

でも、これって、普通に営業活動をして、動いている会社っていうのが前提なんです。

だから、事業をやめて、たたもうとしている、清算中の会社の株式については、別の方法で計算することになります。

まず話の前提として、会社を清算して消滅させる場合には、会社の財産を全部0にしないと、会社がなくなったことになりませんよね?

どうやって0にするかというと、最終的に会社に残った財産を、株主に返すんです。

会社は株主のモノですから。

持ち主に返します。

清算中の会社の株式の評価をする場合には、この「最終的に会社に残る財産=株主が最終的に分配を受ける見込みの金額」をベースに計算します。

会社の貸借対照表をベースに計算するんですが、

(1)不動産は売れそうな金額で計上し直す(例えば、土地が簿価よりも高く売れそうなら、その高い金額で計上する)
(2)清算手続きにかかる費用を負債に計上する(これから払わなきゃいけない債務)
(3)清算までにかかる法人税等を負債に計上する(これもこれからかかる債務)

このような調整計算をします。

最終的に、資産から負債を引いた金額が、会社に残る(その後、株主に分配される)から、これが株価のベースになります。

この金額を株数で割れば、1株当たりの株の価値=株価が出るという仕組みです。

(基準年利率による複利現価率の使用・長期間清算中の場合は別の計算方法、の話は省略しています。)

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