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通帳を見ずに相続税申告はできない

想う相続税理士、富山です。

今回は、相続税申告をする場合には、通帳を見ないわけにはいかない、ということについて、お話します。

大きなお金の動きがないか、ということばかりに目が行きがちですが・・・

相続税の申告をするために、亡くなった方の生前の通帳の入出金をチェックするという場合、亡くなった方のお金が相続人に移転していないかどうか、または、現金として手元に残っていないかどうかを確認するため、まず大きなお金の動きをピックアップする、ということから始めることが多いかもしれません。

この場合には、ある程度、金額を決めて、それ以上の入出金を拾っていく、という感じになります。

基本的には出金をメインに見ていくことになりますが、口座間のお金の移動となると、ある口座から出たお金がある口座に入金されている、ということになりますので、その出金が「シロ」であることを確認するために、やはり入金も確認する必要があります。

金額を決めるということは、その金額以下の金額はノーマークでいいかというと、それだと危ないこともあります。

例えば、100万円以上の出金をピックアップする、ということを決めたとしても、毎日50万円ずつ出金されている、というようなケースも結構あります。

ATMからの出金限度額を毎日引き出していた場合には、積み重なると結構な金額になります。

当然こういったものもチェックする必要があります。

しかし、それでもまだ通帳のチェックとしては不十分です。

通帳の印字や書き込みから想像を膨らませる

冒頭のツイッターにもあるとおり、通帳には亡くなった方が持っていた財産の足跡が残ります。

金額というよりは、通帳に「印字された言葉」「書き込まれたメモ」に注意する感じです。

「こんな出金があるということは、○○という資産があるっていうことだよね、でもそれがあるなんて聞いてないぞ」なんていうことがあれば、税理士はそれについてお客様に確認する必要がある、ということです。

税務署も亡くなった方の通帳の動きをチェックします。

想う相続税理士秘書

亡くなった後の通帳の動きもチェックする

亡くなる前の通帳の動きだけではなく、亡くなった後の通帳の動きもをチェックする必要があります。

普通の農家さんでも、農協さんを通じて農産物を売ったり、または、農薬や肥料を購入したりすると、亡くなった後に、その売上の入金が入ったり(→売掛金を計上)、農薬や肥料代の引き落としがあったりします(→債務を計上・棚卸資産の計上を検討)。

農家さんでなくても、亡くなった後に市役所などから入金があるはずです。

それらのうち、相続税の課税対象となるものついては、財産として申告する必要があります。

想う相続税理士

通帳は細かくチェックしましょう!