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生命保険の保険証券が見当たらない場合には?損害保険はどうする?

保険証券が見当たらないとお手上げ?

保険金の請求をしたために保険証券がないという訳ではなく、確か保険に入っていたはずなんだけど、保険証券が探しても見つからない、という場合もあると思います。

その場合にはどうすればよいのでしょうか?

過去の確定申告をチェックする

保険証券が見つからない場合に、まず最初にチェックしていただきたいものは、その亡くなった方の確定申告書の控です。

その確定申告書の控の「生命保険料控除」のところに数字が入っているかどうか、確認してみてください。

そこに数字が入っているとすれば、亡くなった方が保険料を支払っている保険があるということになります。

その確定申告書の控と一緒にしまわれていた計算の元となる資料の中に、生命保険会社の封筒や書類などがないでしょうか?

生命保険会社からは、「生命保険料控除証明書」と言うものが送られてきていて、それを確定申告書に添付して提出いるはずです。

ですから、その生命保険料控除証明書自体はないかもしれませんが、その送られてきた時の封筒や書類がないかを確認してみましょう。

限度額を超えている場合もある

この、「確定申告書の控と一緒にしまわれていた計算の元となる資料」の中に、なんと生命保険料控除証明書が見つかる場合があります。

確定申告書には、年間に支払った保険料の金額を記入する欄があるのですが、その金額とも全く違う保険料の金額が記載された生命保険料控除証明書が。

申告もれというケースもあるでしょうが、これは、生命保険料控除に上限があるため、保険料を追加で計上しても、控除額が変わらないから、申告の計算に入れていない、ということが予想されます。

つまり、亡くなった方が年間に支払った保険料の全てが、確定申告書に必ず反映しているかと言うと、そういう訳ではない、ということです。

ですから、確定申告書に保険料が記載されている保険を見つけて、安心してはいけない、ということです。

他にもあるかもしれないという事ですね。

お勤めだった方の場合は会社に聞く

亡くなった方がお勤めになっていて、会社で年末調整を行っている場合には、会社の年末調整で生命保険料控除を適用しているかもしれません。

その場合には、会社に年末調整の書類を提出する際、生命保険料控除証明書を提出しているはずです。

会社は、その年末調整の資料を保存していますので、保険の内容を確認するため、それを確認させてもらうというのも一つの手です。

給与天引きの保険があるかも

通帳に現れない支払いとして、会社で契約した給与天引きされている保険契約がある場合もあります。

お勤めされていた方については、給与明細を確認してみましょう。

預貯金の出金から探す

また、過去の預貯金の通帳の動きも確認してみましょう。

保険料を引き落としで支払っている場合には、その保険会社名などが記載されているはずです。

損害保険契約も生命保険契約に関する権利と同じ

損害保険契約についても、「生命保険契約に関する権利」と同じように、亡くなった日時点に仮に解約したとした場合に受け取ることができる「解約返戻金相当額」が、相続税の申告対象となります。

「生命保険契約に関する権利」についてはこちらをご覧ください。
生命保険契約の内容を確認しましょう

こちらも同じように、「解約返戻金相当額」がいくらになるかの証明書を発行してもらいましょう。

農協さんの建更は必ず証明書をもらう

農協さんの建物更生共済、いわゆる「建更」は、積立金の部分が結構溜まっている場合が多いため、この解約返戻金相当額が高いですね。

このような、いわゆる積立型の損害保険ではなく、掛け捨て型の保険の場合、解約返戻金は通常ないのですが、保険料を一時払いしている場合には、その前納部分の保険料が戻ってくる場合があります。

その戻ってくる金額が、相続税の課税の対象ということになります。